茶色い歯=虫歯?見た目でわかるサインと対処法

痛みがなくても要注意。子どもの歯が茶色いとき

子どもの歯を見て「なんだか茶色っぽい」と気づいたことはありませんか? 痛がっていないと「汚れかな?」と見過ごしてしまいがちですが、実はその“茶色”にはさまざまな原因が隠れています。特に乳歯はエナメル質が薄く、変化が起こりやすいもの。早めに原因を見極めることが、将来の歯の健康を守るポイントになります。

茶色い原因は虫歯だけではない

歯が茶色く見える理由は、虫歯だけではありません。代表的なものとして、まず“初期虫歯”が挙げられます。これは歯の表面が溶けはじめた段階で、痛みがないことも多いのが特徴です。ほかにも、鉄分を多く含む薬やうがい薬による着色、ミネラルバランスの乱れによる“エナメル質形成不全”、またはお茶や食べ物による一時的なステイン(着色汚れ)の場合もあります。見た目では判断が難しいため、「痛みがない=大丈夫」と決めつけるのは危険です。

自己判断せず、歯科医院でチェックを

茶色い部分が虫歯の初期段階であれば、削らずにフッ素塗布などで進行を止められるケースもあります。反対に放置すると、ある日突然痛みが出たり、永久歯の形成にも悪影響を及ぼすことがあります。早期に歯科医院で診てもらい、原因に合ったケアを受けましょう。
また、毎日の仕上げみがきや、甘い飲み物・間食の習慣を見直すことも予防のカギです。子どもの歯は見た目よりもずっと繊細。小さな変化を見逃さず、親子で健康な歯を守っていきましょう。

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