前歯が虫歯になる原因と治療について

原因

虫歯というと、磨き残しが残りやすい奥歯にできるイメージが強いかもしれません。しかし、実は前歯が虫歯になりうることに気付かない人は多いものです。前歯が虫歯になってしまう原因の一つは、やはり磨き残しです。一般的に奥歯は磨きづらいですから、ていねいにブラッシングをする方は多いでしょう。しかし、磨きづらい奥歯ばかりに注意するあまり、前歯をしっかりとブラッシングできていない人が非常に多いのです。かなり意識的に歯ブラシを当てなければ、前歯はケアできません。

また、唾液の減少が原因で虫歯になることもあります。唾液には歯の再石灰化を促す効果がありますが、前歯というのは、非常に乾きやすい場所で、結果として虫歯になりやすくなるのです。特に、「普段口呼吸になりやすい人」「口をあけて睡眠する癖のある人」「そもそも口腔内の唾液の分泌量が少ない人」は、虫歯になりやすい傾向があるので注意が必要です。

治療の流れ

前歯が虫歯になった場合の治療は、一般的な歯の治療と大きく変わりません。歯科医が問診、視診をした後に、必要に応じてレントゲン検査やCT検査を進めていきます。その後、検査の結果をもとに今後どのような治療を行うのか提案され、それに同意すれば前歯の治療が始まります。他の歯と同様、1回で治療が終わる類のものではありません。治療が完了するまでには複数回の通院が必要だと考えておきましょう。

ただし、奥歯に比べて、前歯は他人から見えやすいものです。場合によっては、見た目の印象に大きく影響を与えます。治療の際で前歯に何かしらの素材をつける際には目立ちにくい見た目のものを選ぶ必要があります。硬質レジンなどの素材は、歯の色味に合わせて埋め込むことができるので目立ちにくいでしょう。また、セラミック治療を選択すれば、レジンよりもさらに自然な状態に保つことが可能です。

ただし、犬歯と犬歯の間にある6本の歯に硬質レジンを用いるのは保険が適用されますが、それ以外の歯に用いる治療は保険の適用外です。さらに、セラミックに関しては、どの歯であっても保険外治療となりますので注意してください。

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