歯周形成外科とは?

歯周形成外科とは

歯周形成外科というのは、歯肉に関する問題を解決するために外科治療を行う診療科です。例えば歯周病の患者の場合には、症状が進行すると歯肉が下がってしまいます。そういうときに、歯肉を再生したり、多いところから移植することで改善することができます。なぜそのようなことをするのかと言うと、歯肉が下がった状態では歯が長く見えて見た目が美しくありませんし、冷たいものを食べると露出してしまった歯根部分がしみて痛いからです。日本では歯科医院でその名前を使っているところは少ないですが、欧米では一般的です。また、最近ではインプラント治療を行った後のケアもやっています。インプラントは天然の歯と比べて、炎症が起きやすいため注意深く診ていないと埋めたインプラントが抜け落ちる可能性があるためです。

歯周形成外科では何をするのか

歯周形成外科で何をするのかというと、歯周病や先天性の問題で歯根が露出している部分を歯肉でカバーすることです。そのための治療法はいくつかあり、根面被覆は健康な部分から大きさや厚みのある歯肉を削り取り、痩せている所に移植します。移植手術はそれほど痛みはなく、しばらくすれば歯肉が癒着して一体化しますから見た目や歯がしみるといった問題は解決できます。それから歯周組織再生誘導材料というものを使い、歯肉を再生する治療法もあります。歯周組織再生誘導材料には、細胞の分裂を促す成分が配合されており、切開手術をして歯根の周辺に塗って縫い合わせると徐々に歯肉が増えていきます。ただ、この方法は時間がかかりますし、誰でも出来るものではありません。

歯周形成外科に行くべきなのかどういう人か

歯周形成外科で治療を受けたほうがいい人は、まず歯周病で歯肉が下がっている人です。そのまま放置していれば冷たいものを食べたり飲んだりする度に歯がしみるので、早めに治療をしてもらったほうが良いです。それから病気ではないけど、前歯や歯茎を大きく露出する「ガミースマイル」になってしまう人も、歯周形成外科の治療で改善できます。必要なときには歯の矯正も一緒に行います。見た目が気になって人前で笑顔になることができなかった人が、明るく笑えるようになるでしょう。あと、歯肉のバランスが悪いという人も、歯周形成外科で改善できます。歯肉の再生ができるということで、黒ずんだり赤くなっているときにも頼りになります。

歯周病(歯槽膿漏)の治療

歯周病を予防する事が全身の生活習慣病を予防することにつながります。
3か月~6か月に一度は歯科医を受診し、生活習慣も含め口腔内のケアを受けるようにしてください。

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