ホワイトスポットの治療

ホワイトスポットとは

歯が白く変色してしまったり、斑点や白濁などがあったりする状態をホワイトスポットと呼びます。軽微で範囲が極小の場合は気が付かないこともありますが、大きくなってくると目立つようになり、特に前歯に発生した場合には気になってしまうでしょう。ホワイトスポットの原因としては、虫歯の初期で歯の表面にダメージがあることや、歯が成長する際に表面の硬い面となるエナメル質が形成不全により正しく作られなかったことなどが考えられます。歯の浅い位置に発生することから特に痛みを感じないケースもありますが、放置しておくと本格的な虫歯に進行する可能性もあるほか、審美性にも大きな影響を与えるため早めの治療をするのがおすすめです。

短時間で済むホワイトスポットの治療方法

大半のホワイトスポットは軽微な虫歯やエナメル質の形成不全であり、歯のごく浅い場所に発生することから治療も短時間で済みます。特に痛みがなく深い虫歯でなければ基本的に麻酔も必要ありません。患者さんの状態によって痛みを感じる場合には、麻酔を使用する場合があります。ホワイトスポットの治療はダイレクトボンディングが主流。これは、歯の表面の変色した部分をほんのわずか削り、そこに最も患者さんの歯の色に近い詰め物を入れる治療法。最後に丁寧に研磨を行って詰め物と歯の段差を綺麗にすれば完了です。ホワイトスポットが発生した歯の本数や範囲が少なければ、最短で1回の通院で治療を終わらせられるでしょう。

セルフケアと定期健診で良い状態を保つ

ダイレクトボンディングで使用する詰め物は経年により変色する可能性があるほか、エナメル質の形成不全が原因だった場合にはホワイトスポットが発生しやすい体質である可能性もあります。そんな中で良い状態を保ち続けるためには、日頃からのセルフケアと定期健診が重要です。毎日しっかりと歯を磨くことで虫歯を予防すればホワイトスポットが発生する原因を抑止できます。また、定期健診を受けることで僅かな変化も早期発見して、目立つような変色が発生したり本格的な虫歯と化してしまう前に治療することも可能です。常に歯の健康を守ることができれば、同時に素敵な笑顔も保ち続けられるでしょう。

歯を美しく治療する方法

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