正しい歯みがきのやり方~連載②
2017/04/07
高円寺駅前徒歩3分の歯科医院、カクデンタルクリニックです。
「毎日磨いているのに、むし歯になってしまう・・・」
悩んでいる方多いと多いですよね。
そんな方のお力に少しでもなれたらと思い、
前回から歯の磨き方について連載記事でご紹介しています。
今回は
1.さらに上手に歯磨きをする方法
2.やってはいけない歯の磨き方
についてご紹介します。
<1.さらに上手に歯磨きをする方法>
・歯間ブラシ、糸ようじ、デンタルフロスなど補助器具を使いましょう
歯ブラシだけではお口の汚れは 58% しか落ちない!!
歯ブラシで一生懸命磨いているのにむし歯になってしまうのはなぜでしょう?
実は歯ブラシだけでは上手に磨いても、58%しか汚れを落とせていないというデータが出ています。
むし歯になりやすい歯の三大不潔域というところがあります。
1)奥歯の咬む面
2)歯と歯の間
3)歯と歯茎の境目
以上が三大不潔域と呼ばれる場所です。
歯ブラシだけでは、この中の歯と歯の境目が磨けないため、菌が繁殖してむし歯になってしまいます。
歯ブラシだけではなく、歯間ブラシ、糸ようじ、デンタルフロスを
活用することをオススメします。
歯並びや歯ぐきの状態によって、
歯間ブラシが向いている方や
糸ようじやデンタルフロスが向いている方がいらっしゃるので、
一度歯医者さんで診てもらう事をオススメします。
<2.やってはいけない歯の磨き方>
やりがちだけど・・・
やってはいけないお手入れの仕方、ベスト3をお伝えします。
1)力を入れて磨く
2)歯磨き粉をたっぷりつける
3)デンタルリンス等でゆすぐだけ
この3つには気を付けてください。意外とやっている方多いです。
1)力を入れて磨く
1つ目も理由は、前回の記事と内容が少し重複しますが、
力を入れるほど汚れは落ちにくくなります。
歯ブラシの毛先が曲がってしまいきちんと汚れが落ちません。
2つ目の理由は力を入れ過ぎると、
擦過傷(歯ぐきの傷)になってしまいます。
やさしく磨いてください。
2)歯磨き粉をたっぷりつける
「たくさんつけた方が歯磨き粉の効果が強くなりそう!」
と想像される方も多くいらっしゃいます。
しかし、たくさんつけると泡立ちはよく爽快感はありますが、
泡立ちが良すぎで短時間で口をゆすぐことになってしまい、
歯磨き粉に含まれているフッ素の効果が半減してしまいます。
少量の歯磨き粉で長時間しっかり磨く方が、汚れも落ちますし
フッ素の効果も高まります。
3)デンタルリンスでゆすぐだけ
プラーク(歯垢)はバイオフィルムの一種で、
ねばねばした膜状の状態で歯に付着しています。
バイオフィルムはこすらないと落ちません!!
きちんとブラシなどでこすり汚れを落とした後に、
デンタルリンスを使いましょう。
次週では
『子供と大人のむし歯になるところの違い』
についての記事を掲載予定です♪
是非ご覧下さい。